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秋岡芳夫さんという方

工業デザイナーの秋岡芳夫さんという方のことを知りました。
学研の「学習」と「科学」の付録教材や三菱鉛筆の「uni」など、そのデザインやプロデュースのお仕事には知らないうちに触れていた方も多いと思います。

昨日、小さい空間に住んでいると物についてよく考えるようになることを日記に書きました。
そんな折でしたので、「住む」という季刊誌に載っていた秋岡さんの残した文章や言葉が、ストーンと胸に響いてきたのです。

……「物」を捨てないくらしのすすめ いいものを長く使うことのすすめ 買わされる人間から 買う人間になることのすすめ……物を大事にするくらしにもどらないと もうじき わたしたちの地球は駄目になる! 消費者をやめて、愛用者にもどろう!……

……消費より、本来愛用が美徳だったのだと、気がついてもいいのではないか。転機なのだ……

いずれも昭和49年ですから、いまから37年前の言葉です。
世の中が上向きで、消費することの喜びに沸いていた時代だったのでしょう。
このような方の言葉に耳を傾けることもなく、消費消費でバブルを迎え、現在にいたっているのですね。

「転機」を逃してしまった日本人。
でも、今からでもきっと遅くはない、と思いたいです。
まずは、家の中から見直してみます。

秋岡芳夫さんという方_e0223371_1994875.jpg今朝の2階の窓辺へのお客様。


秋岡芳夫さんという方_e0223371_1911036.jpgそして、いただいたドライフラワー。
やわらかい色がとてもきれいです。
by mimi-cafe | 2011-10-07 19:17 | 雑感 | Comments(0)

毎日ねこ、時々本と音楽と庭と店…日々のあれこれを綴ります


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