2018年 01月 03日
ピースピースと鳴く鳥
チェロを弾くお客さまのお話を伺っているうちに、
ふと音楽好きの父が持っていたレコードを思い出しまして、
この元旦に身内で集まった際に母から借り受けました。伝説のチェロ奏者パブロ・カザルス。 1961年にケネディ大統領の招きによりホワイトハウスで演奏会をした際のライブ録音です。 帯に「追悼」とありますので、カザルスが亡くなった1973年より後に出たもののようです。 カタルーニャ民謡の「鳥の歌」ではカザルスの唸るような声まで聴こえてきます。
以前ブルーノート東京でジョー・サンプルのライブを、 まさにピアノの目の前、かぶりつきで聴いたときに、 演奏中の息遣いや唸り声までもが身近に聴こえて、 その迫力に鳥肌が立つほど感動したことを覚えています。 ライブの醍醐味です。
国連で「私の故郷カタルーニャの鳥はピース、ピース(平和)と鳴くのです」 と演説をしたという平和主義者カザルスの強い思いがこもっている演奏だと知ると、 この唸り声にも特別なものを感じます。
とは言いましても、普段クラシックに馴染みの薄い私たちにとっては、 今のところ少々よそ行きの気分で聴く1枚かもしれません。 もう少し聴きこまないともったいないので、しばらく借りていようと思います。
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午前中やかんを磨きながら聴いたのはなじみ深いSoul music♪ 考えてみたら、これも70年代。 ちっとも古い感じしませんけど、40年くらい前ですか!!
by mimi-cafe
| 2018-01-03 17:48
| 音楽
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