2017年 04月 07日
知識+もうちょっと
現役の医師として働きながら教職をとったという方が新聞に載っていました。
きっかけは、抗がん剤で髪の毛が抜けてしまったおばあちゃんに、
幼稚園児の孫が「おばあちゃん、気持ち悪い」と言ったのを聞いたことだそうです。
こんなことを言うのは病気について知らないからだ、
子どもたちにちゃんと知ってもらうことが大切と考えたとのこと。
忙しい仕事の中で、志を持って資格を得るというのはすごいですね。
でも。。。
幼稚園児は知識は少ないかもしれないけれど、
「気持ち悪い」と言われた人がどんな気持ちになるかということくらいは想像できないのかな……
よくない感情を伝える言葉だということはわかっているはず。
おばあちゃんが悲しい気持ちになることもわかっているのじゃないだろうか。
自分が幼稚園児のころを思い返してもはっきりは言い切れないですし、
個人差もあるかもしれません。
そういう想像力はいつごろから養われるのでしょう。
優しい言葉で話す人が身近にいるかどうかも影響するだろうな。
今流行りの「忖度」や「空気を読む」ということじゃなく、
人の気持ちを思いやる想像力が育つためには、
知識+何かが必要なのではないかなと思ったお話でした。
そして、その「+何か」が足りていないオトナもいっぱいいるのですけどね。
***
明日もパッとしないお天気のようですが、
のんびりとお待ちしております。
庭のジューンベリーも咲き始めました。
by mimi-cafe
| 2017-04-07 20:01
| 雑感
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