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春眠

「春眠暁を覚えず」と言いますが、「季節の変わり目は眠い」という夫の台詞にも頷けます。
冬から春、夏から秋、秋から冬と季節が移っていくとき、なんだかうつらうつらしたくなるのはなぜでしょう。

出版社にいるとき、しょっちゅうデザイナー(装丁家)さんのお宅にお使いに行っていました。
その方は井の頭線沿線の閑静な住宅街に住んでいらしたのですが、昼下がりの井の頭線に乗ると決まって眠くなるのです。
適当な空き具合、日が当って車内はポカポカ、そしていい感じの電車の揺れ・・・すべてが眠りを誘うようで、乗り越さないようにするのが大変でした。
いや、乗り越したこともあったかも・・・。

ご自宅の玄関扉の横にあるもう一つのドアを開けるとすぐに階段があって、2階が装丁家さんの仕事場でした。
その狭い階段の端っこには段ごとにたくさんの本が無造作に積み上げてあって、それがかっこいいなぁと思ったものです。

居眠りを誘う井の頭線の空気と、本に囲まれた仕事場の光景はいつもセットで思い出されます。

春眠_e0223371_23041882.jpg

 芝桜がもうすぐ満開。
 
 薄いピンクのは年中ちらほらと咲いているのですが、
 
 ピンクのカーペットになる今の季節はやはりわくわくしますね。

 ☆4月13日(日)~16日(水)の4日間、
   都合によりお休みをいただきます




by mimi-cafe | 2014-04-10 23:04 | 雑感 | Comments(0)

毎日ねこ、時々本と音楽と庭と店…日々のあれこれを綴ります


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